デジタル診断・コーディング
近年、テクノロジーの発達により衝突軽減ブレーキなどの先進安全技術が実用化され始めています。
政府も高齢運転者の交通事故防止対策の一環として「セーフティ・サポートカー(サポカー)」の普及啓発に取り組んでいる等、
今後ますます普及が広がっていくと見込まれています。
しかし、衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術が正しく機能するにはしっかりとした自動車整備が欠かせません。
TCS・ブーンではデジタル診断・コーディングに力を入れており、先進的な整備を技術力と設備環境をもって、ご提供いたします。
本ページでは当社のデジタル診断・コーディングについて、ご紹介いたします。
デジタルスキャンツール(故障診断機)
自動車に搭載されているコンピューターをECUといいます。
スキャンツール(故障診断機)は、ECUの状態を確認するための機器です。
ECUは自動車の内部にあるものなので、ボディーやタイヤなど外部にあるものとは違い直接目で確認することはできません。
自動車とスキャンツールを接続して、ECUの状態を読み取り確認します。そして診断機が故障コードを検知したら修理を検討する必要があります。
これからの時代の
スキャンツール(故障診断機)の重要性
これからの時代は、スキャンツール(故障診断機)の重要性は、ますます高まっていきます。
その2つの理由をご紹介いたします。
1. 自動車1台あたりに搭載されるECUが増加する
車種によって差があるものの自動車1台あたりのコンピューター数は近年、増加傾向にあります。
例えば、2015年では約20個、2020年では約25個ほど載っています。
将来予測では、自動運転技術などが搭載されることによって、2025年に約30個ほど搭載されると言われています。
電気自動車の時代になると、自動車1台あたりのECU数はさらに増えると予想できますので、スキャンツールを使って診断する機会も増えることになります。
2. 2024年10月から「OBD車検」がはじまる
OBD車検とは簡単に言うと、「コンピューターの検査」のことです。近年、軽自動車から乗用車まで、幅広い車種へ自動運転技術の搭載が進んでいます。
自動運転技術を搭載することによって、人間が運転するより事故件数が低くなると言われていますが、ECUが故障している状態で公道を走ると大きな事故につながる可能性があります。
そのような事故を減らすためにも、2024年10月から「OBD車検」が実施されることが決定しました。